概要
このページでわかること
- 日本が研究にどれくらいお金を使っているか
- 論文や特許の数が世界で何番目くらいか
- 日本の科学技術の強みと課題
要点
- 日本の研究開発費は約20兆円で世界3位
- 特許の数は20年以上ずっと世界1位
- 論文の数は5位だが、注目度の高い論文は13位に下がる
説明
研究開発費ってなに?
国や企業が「新しい技術や知識を生み出す」ために使うお金のことです。
たとえば、新しい薬を開発したり、AIの研究をしたりするのに使われます。
日本は年間約20兆円を使っていて、これは世界で3番目に多い金額です。1位はアメリカ(約91兆円)、2位は中国(約87兆円)です。
日本の研究者は何人いる?
日本の研究者は約70万人います。これも世界で3番目に多い人数です。
ただし、女性の研究者は全体の18.5%と少なめです。また、博士号を取る人の数も、アメリカや韓国と比べると伸びが小さい状況です。
論文の数と「注目度」
学術論文の数は年間約7万件で、世界5位です。
ただし、世界中でよく引用される「注目度の高い論文」に絞ると、順位は13位まで下がります。論文の「数」は多いけれど、「影響力」の面では課題があります。
特許は世界一
日本は「パテントファミリー」という国際的な特許の数で、20年以上連続で世界1位を続けています。
これは、日本の企業や研究機関が多くの発明を生み出していることを意味します。
ただし、世界全体に占める割合は少しずつ下がっていて、中国が急速に追い上げています。
お金はたくさん使っているけれど…
日本は研究開発にGDP(国の経済規模)の約3.4%を使っています。これは主要国の中でも高い割合です。
しかし、大学の研究費は20年近くほぼ横ばいです。企業は多くのお金を使っていますが、大学の研究環境の改善が課題になっています。
まとめ
日本の科学技術は、研究開発費や特許の数では世界トップクラスの実力を持っています。一方で、論文の国際的な影響力や、女性研究者の少なさなど、改善すべき点もあります。
データは文部科学省の研究所(NISTEP)が毎年まとめている「科学技術指標」に基づいています。