概要
このページでわかること
- 国民医療費とはなにか
- 日本全体でどれくらいの医療費がかかっているか
- 医療費は誰が払っているか
要点
- 2023年度の国民医療費は約48兆円で過去最高
- 1人あたり年間約38.7万円
- 65歳以上が医療費全体の約60%を使っている
説明
国民医療費ってなに?
病院や診療所で治療を受けたときにかかるお金の合計です。
健康保険が使える範囲の費用を全国分まとめた数字です。歯医者や薬局での費用も含まれます。
48兆円ってどれくらい?
2023年度の国民医療費は約48兆円でした。これは過去最高です。
国民1人あたりに換算すると、年間約38.7万円です。赤ちゃんからお年寄りまで全員の平均です。
日本のGDP(国全体の稼ぎ)の約8%にあたります。
高齢者の医療費が多い
65歳以上の人が使う医療費は全体の約60%です。
1人あたりで比べると、65歳以上は約79.7万円、65歳未満は約21.8万円です。約3.7倍の差があります。
75歳以上に限ると、1人あたり約95.4万円にもなります。
年齢を重ねると病気にかかりやすくなるため、医療費が多くなります。
医療費は誰が払っている?
医療費の払い方は大きく3つに分かれます。
- 保険料(約50%): 会社員や自営業者が毎月払う健康保険料
- 税金(約38%): 国や地方の税金から支出
- 患者負担(約12%): 病院の窓口で払う金額
病院で3割負担(現役世代の場合)を払っても、残りは保険料と税金でまかなわれています。
なぜ医療費が増え続けるの?
主な理由は3つあります。
1つ目は高齢化です。医療費が多くかかる高齢者が増えています。
2つ目は医療技術の進歩です。新しい薬や治療法が開発され、より高度な治療が受けられるようになった分、費用も増えます。
3つ目は在宅医療の広がりです。訪問看護の費用は前の年より約24%増えています。
まとめ
日本の医療費は約48兆円で、高齢化に伴い増え続けています。保険料と税金で大部分がまかなわれていますが、今後の高齢化でさらなる増加が見込まれており、医療制度の維持が大きな課題です。