概要
このページでわかること
- 介護保険とはどんな仕組みか
- 介護にどれくらいのお金がかかっているか
- 介護保険料はどう変わってきたか
要点
- 介護保険は40歳以上の人が保険料を払い、介護が必要な人を支える制度
- 2023年度の介護費用は約11.7兆円で過去最高
- 65歳以上の保険料は月額6,225円(全国平均)で、制度開始時の約2倍
説明
介護保険ってなに?
介護保険は、高齢者の介護を社会全体で支える制度です。
2000年に始まりました。40歳以上の人が毎月保険料を払います。介護が必要になったとき、費用の一部を保険でまかなえます。
たとえば、ヘルパーさんに家に来てもらったり、デイサービスに通ったりするときに使えます。
介護が必要な人はどれくらい?
介護が必要と認定された人は、全国で約708万人です。
65歳以上の約5人に1人が認定を受けています。75歳以上に限ると、約3人に1人です。
2000年の制度開始時は約256万人でした。約2.8倍に増えています。
介護にかかるお金
2023年度の介護費用は約11.7兆円でした。過去最高の金額です。
2000年度は約3.6兆円だったので、約3.3倍に増えました。高齢者が増えたことが大きな原因です。
国民医療費(約48兆円)の約4分の1にあたる規模です。
どんなサービスがある?
介護サービスは大きく3つに分けられます。
- 居宅サービス(約45%): 自宅で受けるサービス。訪問介護やデイサービスなど
- 施設サービス(約33%): 特別養護老人ホームなどに入って受けるサービス
- 地域密着型サービス(約18%): 住み慣れた地域で受ける小規模なサービス
利用者の約70%が自宅でサービスを受けています。
保険料はどう変わった?
65歳以上の人が払う保険料は、3年ごとに見直されます。
制度が始まった2000年は月額2,911円でした。現在(2024〜2026年度)は月額6,225円です。約2.1倍に増えました。
保険料は地域によって異なります。最も高い大阪市では月額9,249円、最も低い東京都小笠原村では3,374円です。
これからどうなる?
高齢者の数はまだ増え続けます。
2025年には「団塊の世代」が全員75歳以上になります。介護が必要な人がさらに増える見込みです。
2040年度には保険料が月額約9,000円になるという推計もあります。
まとめ
介護保険は高齢者の介護を社会全体で支える制度です。高齢化に伴い、費用も保険料も増え続けています。国民医療費と同様に、制度をどう維持していくかが大きな課題です。