概要
このページでわかること
- 日本の家庭の所得はどれくらいか
- 暮らしが「苦しい」と感じている人の割合
- 高齢者やひとり親世帯の経済的な状況
要点
- 家庭の所得は、真ん中の人で年間405万円くらい
- 約6割の世帯が生活を「苦しい」と感じている
- ひとり親世帯の約45%が経済的に厳しい状態にある
説明
国民生活基礎調査ってなに?
厚生労働省が毎年行っている調査です。日本の家庭がどれくらいの収入があり、暮らしをどう感じているかを調べています。
ここでは2023年に行われた調査の結果を紹介します。所得のデータは2022年のものです。
日本の家庭の所得はどれくらい?
全世帯の平均所得は524万円です。ただし、この平均は高い所得の人に引き上げられています。
真ん中の人の所得(中央値)は405万円です。こちらのほうが実感に近い数字です。
家庭を1列に並べると、約6割の家庭が平均より下になります。平均値だけを見ると実態を見誤りやすいので注意が必要です。
世帯の種類で所得が違う
家庭の状況によって所得は大きく異なります。
- 子どものいる世帯: 約813万円
- 全世帯の平均: 約524万円
- 高齢者世帯: 約305万円
子育て世帯は共働きが多いため所得が高くなります。高齢者世帯は年金が主な収入源です。
「苦しい」と感じる人が増えた
2023年の調査では、生活が「苦しい」と答えた世帯が59.6%でした。前年は51.3%だったので、1年で大きく増えました。
物価が上がったことが背景にあると考えられます。子育て中の家庭では65%が「苦しい」と答えています。
ひとり親世帯の暮らしは厳しい
ひとり親で子どもを育てている世帯の約45%が「貧困」の基準を下回っています。
二人以上の大人がいる世帯では約9%なので、差はとても大きいです。
高齢者世帯の収入の仕組み
65歳以上だけの世帯は全体の約30%にあたります。
収入の約63%が年金です。年金だけで暮らしている世帯は約42%あります。一方で、働いて収入を得ている世帯も約26%います。
まとめ
日本の家庭の所得は、平均値と真ん中の値(中央値)に大きな差があります。約6割の世帯が生活を「苦しい」と感じており、特にひとり親世帯や高齢者世帯が厳しい状況にあります。
この記事は厚生労働省「2023年 国民生活基礎調査」のデータをもとにしています。