概要
このページでわかること
- DX(デジタル変革)とはなにか
- 日本企業のDXはどれくらい進んでいるか
- アメリカやドイツと比べた日本の課題
要点
- 日本企業の約8割がDXに取り組んでいる
- しかし成果が出ている企業は6割弱で、米独の8割超より少ない
- DXに詳しい人材が足りない企業は85%以上
説明
DXってなに?
DXは「デジタルトランスフォーメーション」の略です。デジタル技術を使って、仕事のやり方や会社の仕組みを大きく変えることを指します。
たとえば、紙の書類をデータ化するだけではDXとは言いません。データを使って新しいサービスを作ったり、お客さんへの対応を良くしたりすることがDXです。
日本企業はDXに取り組んでいるの?
IPAという団体が、日本・アメリカ・ドイツの企業を調べました。日本企業のDX取組率は約8割で、アメリカとほぼ同じです。
ただし、会社の大きさで差があります。大企業は96%が取り組んでいますが、小さな会社は47%にとどまります。
成果が出ていない?
取り組んでいる企業は多いのに、「成果が出ている」と答えた企業は6割弱です。アメリカとドイツでは8割以上が成果を実感しています。
日本企業はコスト削減など「守りの成果」が中心です。一方、アメリカやドイツは売上アップやお客さんの満足度向上など「攻めの成果」が多いのが特徴です。
人材が足りない
日本企業の85%以上が「DXを進められる人が足りない」と答えています。
アメリカでは7割、ドイツでは5割の企業が「人材は足りている」と回答しています。この差が成果の差にもつながっています。
経営者のデジタル知識にも差がある
経営者がITに詳しいかどうかも重要です。「十分な知識がある」と答えた割合は、日本が40%、アメリカが78%、ドイツが74%です。
経営者がデジタルを理解していないと、DXの方向性を決められません。これも日本企業の成果が伸びにくい理由のひとつです。
まとめ
日本企業のDX取組率はアメリカと同じくらい高くなりました。しかし、成果につなげている企業はまだ少ない状態です。人材の育成と、経営者自身がデジタルを学ぶことが今後の課題です。
出典: IPA — DX動向2025