概要
このページでわかること
- こども白書とはなにか
- 日本の子どもの暮らしの現状
- 政府がどんな支援をしているか
要点
- 子どもの約9人に1人が「貧困」の状態にある
- 学校に行けない子どもは約35万人で増え続けている
- 政府は3.6兆円の予算で子ども支援を強化している
説明
こども白書ってなに?
日本の子どもの状況をまとめた政府の報告書です。
こども家庭庁が毎年発行しています。子どもの貧困、いじめ、不登校など、子どもに関するデータを幅広く扱います。
子どもの貧困ってどういうこと?
「貧困」とは、その国の平均的な暮らしと比べて、生活が苦しい状態のことです。
日本では子どもの約9人に1人がこの状態にあります。以前は6人に1人でしたが、少しずつ改善しています。
ただし、ひとり親の家庭では約2人に1人が貧困の状態です。まだ大きな課題が残っています。
不登校が増えている
学校に行けない子どもは年々増えています。
小学校と中学校を合わせると、約35万人です。5年前と比べて約2倍に増えました。
理由はさまざまです。「学校に行く気力が出ない」「生活リズムが乱れた」「不安を感じる」などが多く挙がっています。
いじめも過去最多
学校で認知されたいじめは約73万件です。
件数が増えた理由のひとつは、学校がいじめを見つける努力を強めたことです。以前なら見過ごされていたケースも、早めに発見できるようになりました。
ただし、深刻ないじめ(重大事態)も約1,300件と増えています。
児童虐待の相談も増加
児童相談所が受けた虐待の相談は約22万5千件です。
最も多いのは心理的虐待で、全体の約60%です。子どもの前で親同士が暴力をふるう「面前DV」も含まれます。
子どもの幸福度
日本の子どもは体の健康では世界トップクラスです。
しかし、心の幸福度は38か国中37位と低い水準です。「自分に満足している」と答えた割合は57%で、他の国より低くなっています。
政府の支援策
政府は「こども未来戦略」として、3年間で3.6兆円の予算を使っています。
主な取り組みは次のとおりです。
- 児童手当の拡充(高校生まで延長、第3子は月3万円)
- 保育士の数を増やす(子どもの人数に対する配置を改善)
- 育児中の働き方支援(休業給付金や時短勤務の給付金)
まとめ
日本の子どもの状況は、貧困率の改善など良い変化がある一方、不登校やいじめ、心の幸福度には課題が残っています。政府は児童手当の拡充や保育の充実など、さまざまな支援策を進めています。